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盗聴器・盗撮器の調査

盗聴器とは?

一般に「盗聴器」と言われるものは、通常「各種情報収集機器」と言われる機器であって、その用途によって、一般的な俗称を「盗聴器」とされていますが、その使用目的によって様々なものが出回っています。

数年前なら一般家庭での盗聴器設置など、特定のプロによる調査目的等でしか考えられませんでしたが、相次ぐストーカー事件や個人による夫や妻の浮気の証拠蒐集などでも頻繁に使われるようになり、また、年間何十万個とも言われる盗聴器が東京の秋葉原や大阪の日本橋、NET上でも極当たり前のように売買されるようになりました。

これらの一般に「盗聴器」と呼ばれるものにはどのようなものがあるのか、以下で簡単にご説明します。

盗聴器の分類

まずは盗聴器を分類してみますと、以下の4つの分類にわかれます。

設置目的による盗聴器の分類

  • 調査・諜報目的
    探偵などのプロフェッショナルによって仕掛けられるケースが多く、ありとあらゆる手段を使って設置されたり、市販の盗聴器以外の自作(改造)盗聴器も使われるケースも多い。
  • 興味本位・いやがらせ
    一般に市販されている電波式盗聴器が使われ、便乗受信のターゲットにもなっている。風俗店やラブホテルに仕掛けられている盗聴器の殆どがこのタイプであり、ストーカーなどが行う盗聴行為もこれに類似する。
  • 監視・確認
    赤ちゃんの監視や自分の部屋に侵入者がいないかどうかを確認するために設置されたもので、一般に市販されている「赤ちゃん監視マイク」は電波式なので、傍受も可能である。
  • 追跡・尾行
    調査・諜報活動の一種で、主に車両に装着され、信号音を電波に乗せて飛ばすタイプ。
    その他
    ワイヤレスマイクの音やコードレスホンも広義(傍受するという観点から)では盗聴電波という分類に入る。

電源による盗聴器の分類

  • 電池式
  • 寄生式
    • 電話回線
    • 家庭用電源
盗聴器に必要不可欠なのは電源。その電源によって盗聴器を分類すると上記のように分かれ、「電池式」は、基本的に何処にでも設置は可能であるが、寿命が限られているという欠点があり、長い時間の盗聴(情報収集)には使用されることはありません。

これに対して「寄生式」は、電話回線や家庭用電源(コンセント及び家電製品)から電源をとるタイプで、設置される場所は電源のあるところに限られるものの、設置すれば半永久的に盗聴(情報収集)でき、一般に仕掛けられている盗聴器の殆どがこの寄生式タイプである。

伝達方法による分類

  • 有線タイプ
    • 電話回線
    • 電灯式
    • その他(コンクリートマイク・集音機・ICレコーダーなど)
  • 無線タイプ
    • 電波式発信器(アナログ・デジタル)
    • 赤外線式
  • レーザータイプ

形状による盗聴器の分類

  • 基板型
  • ボックス型
  • 擬装型
    • 電源・電話系(モジュラー・ヒューズ・二叉及び三叉ソケット・延長コードetc)
    • 日用品(筆記用具・カード・電卓・ぬいぐるみ・ラジカセ)
  • 転用型(携帯電話・PHS・特定小電力トランシーバー・赤ちゃん監視マイク・ワイヤレスマイク・コードレスフォン・ICレコーダー)
  • 特殊型(レーザー式盗聴器・コンクリートマイク・集音機)
現在市場に出回っている盗聴器の形状には様々なものがあって、基本的に人に気付かれずに情報収集する目的のものであるため、「形状による分類」の「擬装型」が多く使われ、特に家庭用電源に差し込むだけの「ソケット型」や、電話のモジュラー・ヒューズの類は市販で多く出回っています。

これら「擬装型」と呼ばれる盗聴器は、室内に容易に侵入できるきる関係者ならワンタッチで設置できますが、案外、発見され易いという傾向にある盗聴器ということが言えます。

盗聴器の設置リスクと受信距離

次に盗聴を仕掛ける側に立って、盗聴器設置の際の「リスクと受信距離」考えてみると、前項までに述べた、いわゆる「擬装式」の盗聴器などの電波式盗聴器は、電波を発信し、その電波を受信して初めて盗聴行為が成立しますが、この過程で二つの問題点が出て来ます。

それは盗聴器の設置と受信する距離の問題ですが、一般的な電波式盗聴器の場合、鮮明な電波の到達する距離は長くて100m(設置場所など諸条件にもよるが)と言われています。要するに設置場所から近ければ近いほど感度も良いということですが、あまり近くで受信しても、人に気付かれる恐れがあるため、近づけない場合も多々あります。

また、家庭用電源を供給源とする盗聴器では、目的の家屋に侵入して設置することが必須条件で、電話回線を盗聴する電波式盗聴器も家屋の電話保安器や電柱の送電線に近付く必要があるので、容易に盗聴を可能にすることはないのが実状です。

このことから、例えば室内の会話を盗聴されているとすれば、室内に侵入しても怪しくない身内の方か、リスクを背負って室内に侵入するピッキング犯の仕業であると推測することもできます。

有線式発信器

このタイプの場合、電波を発信しないという特徴から、いわゆる広域レシーバーなどでの便乗盗聴や、簡易盗聴発見器などでは発見されることはありませんが、基本的に設置する際に大掛かりな作業(家屋の改装や一部解体など)を必要とすることから設置後に目視によって発見されるリスクを伴うことが多いと思います。しかしながら、例えば建築時に設置される場合や賃貸マンションなどで、前居住者が設置して放置されたものなどは、この外でしょう。

電波式発信器(市販盗聴器)

一般に出回っている盗聴器の中で、最もポピュラーな存在で、東京では秋葉原、大阪は日本橋の電気店街や無線雑誌の通信販売、ネット販売などを通して簡単に入手が出来ます。

これらで販売されている盗聴器の周波数は以下のように、VHFとUHF帯の7つの周波数にほぼ限定されていて、市販の広域レシーバーなどでも受信でき、便乗盗聴も容易に可能です。

また、電波到達距離に多少のバラつきはあるものの、機能面においては画一的なものであるという事が言え、これらの実勢価格は1〜5万円くらいのものが主流で、形状によって価格は変わるりますが、性能そのもので価格が大きく変わる盗聴器は少ないことから考えても、ほぼ同一の性能であることが言えると思います。

<市販の電波式盗聴器の周波数>
VHF帯

A ch 139.970MHz
B ch 140.000MHz
C ch 139.940MHz

UHF帯
A ch 398.605MHz
B ch 399.455MHz
C ch 399.030MHz(400.000MHz)

盗撮について

ここ数年、カメラ付携帯電話の普及や家庭用ビデオカメラの小型高性能化で、マニアによる盗撮事件が後を絶ちません。盗撮方法としては、カメラ付携帯電話での隠し撮りやビデオカメラをカバンやトイレの個室などに隠して盗撮する稚拙なものから、海水浴場のトイレ丸ごとを盗撮用のセットにしたりと大掛かりなものまで様々です。

盗撮が盗聴と大きく違うところは、レンズを被写体に向けないと情報が得られないということです。このため、いくら小型化されたといっても、有効な画像を盗撮しようと思えば、カメラの性能上、レンズを露出させるそれなりの穴や隙間が必要になってきます。それ故、うまく隠したようでも被写体に簡単に気付かれたりして事件化しているようです。

もし仮に「盗撮されているのでは?」と感じたら、まず、盗撮されやすい場所(寝室・居間・トイレ・風呂など)の壁や天井などを点検してみてください。不審な穴や隙間があれば、少し覗き込んでみて、レンズがないかどうか確認してみると、もしかするとカメラを発見できるかもしれません。

盗撮に使われるカメラ

盗撮に使用されるカメラとして、私どもが知りえる範囲では以下の4種類のカメラが最もポピュラーです。
  • カメラ付携帯電話
  • 小型CCDカメラ
  • 家庭用ビデオカメラ
  • ウエブカメラ
  1. カメラ付携帯電話による盗撮
    • このカメラでは、女性のスカートの中を盗撮したりすることが良く知られていますが、それとは別に特定の携帯電話のテレビ電話機能を改造したものが出回っています。大きさはタバコの箱くらいの大きさで、直径2〜3mm程度の穴があいていて、本棚などに仕込むことが多く、それに外から電話をかけて、自動着信で応答し、好きな時間に目的の盗撮(監視)を行うもようです。
  2. 小型CCDカメラによる盗撮
    • このカメラは私どもが仕事用に使うことも多いのですが、この頃は通信販売などで簡単に手に入るので、マニアの間でも人気があるようです。目的別に形状も様々で、カード型、コイン型、ペン型など実に多くの形のものが出回っています。このカメラも単体では、すぐにそれとわかってしまうので、盗撮目的であれば、電化製品やぬいぐるみ、靴や鞄の中に隠して使用しますが、やはり最低でも直径2〜3mmの穴か隙間が必要なので、不自然な穴が開いていれば要注意です。
  3. 家庭用ビデオカメラによる盗撮
    • 家庭用ビデオカメラでも最近のものは小型化され、電池寿命もかなり長くなっています。小型CCDや携帯電話のものに比べると、やはり量高く、レンズもピンホールタイプのものを装着しないと、かなりの露出になり、あまり盗撮には向かないかもしれません。しかし、画像的に見れば、これが一番高性能ですので、秘匿性より画質を選ぶ盗撮マニアは、この家庭用ビデオカメラを盗撮に使うでしょう。
  4. ウエブカメラによる盗撮
    • このウエブカメラによる盗撮はあまり知られていませんが、恐らく今後大きく増加するのではないかと思います。というのもウエブカメラ自体がかなり高性能化し、最大の特徴は遠隔操作が可能なことです。難点はカメラ自体にインターネット環境が必要であるということですが、使いようによっては、かなり盗撮者を満足させるものだと思います。主に家電製品(ステレオのスピーカー内など)の中に仕込まれることが多いようです。

盗聴・盗撮に関する情報の氾濫

ここまで色々説明させていただきましたが、私どもが一番危惧しますのは、盗聴や盗撮に関する情報の氾濫です。数年前にテレビ上で盗聴器の特集番組がよく放映されていましたが、あれを見ると日本のあらゆるところ、自分の周りのそこかしこに盗聴器が仕掛けられているような錯覚に陥りかねません。確かに、年間の盗聴器の流通数や盗撮事件の件数は上っていますが、そう簡単に盗聴や盗撮が行われるわけではありませんので、盗聴・盗撮の可能性を疑ったときは、まず、落ち着いて、お気軽にご相談ください。


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私どももご依頼者のお話を十分にお聞きした上で、出来うる限りご期待にそえるような仕事で応えたいと思います。それには、双方の信頼関係が最も重要ではないかと考えますので、お見積もりに対する疑問や調査に対するご要望などがございましたら、ご遠慮なくお申しつけください。

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